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サッカー観戦日記
by T.K.
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■東海学生リーグ 愛院大−名院大 中京大−名経大
後半に入っても名古屋学院大が回し続け、しかもノーリスク主義で無理な攻撃がない。そして55分、完全に崩して倒され、PK獲得。これをH近藤が逆を突いて右に決め、0−2。正直、この時点で決まったと思った。63分、㉕鈴木→E平松久征。名院大もL里中→F芝康大。なかなか速い選手。なおも攻め立てる名古屋学院大が止めを刺すべくバランスを崩して攻め込んでしまう。68分、ペナ内で右シュート、これを愛知学院大が完全にブロックし、G向井にこぼれ、左を走るE平松がタテに突っ走る。そしてペナ付近に切れ込みパス、ファーに詰めたH谷中が難なく蹴り込み1−2。これははっきり言って名古屋学院大のミスだ。0−2は上々のスコアだ。バランスを崩してまで攻める必要は全くなかった。優勝争い経験の乏しさからくる勝負の甘さが出てしまった。更に74分、G向井からR知念、リターンをG向井が決めて2−2に追いつく。愛知学院大は後方で回すスタイルを狙っているがカウンターがむしろ鋭い。E平松がカウンターからシュートを放つなど、何故サブだったか分からない出来。結局愛院大2−2名院大で終わり、名院大は勝ちゲームをむざむざ引き分けに持ち込まれてしまった。
公式記録
東海学生リーグ
中京大学−名古屋経済大学
5月15日 14時 愛知学院大学グラウンド 人工芝 晴
中京大 名経大
−−−秀島−−藤井−−− −−−井上−−村田−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
藤光−岸田−−押富−大野 竹中−船山−吉岡−清水祐
深澤−川地−−水口−田邉 木場−池宮−ヨム−清水悠
−−−−−福本−−−−− −−−−−土屋−−−−−
中京大 監督:永冨裕也
GK 17 福本悠
DF 6 田邉隆平
5 水口湧斗
15 川地功起
24 深澤壮太
MF 4 岸田悠佑
20 押富大輝
28 大野了熙
14 藤井皓也
FW 13 藤光翔
12 秀島悠太
名経大 監督:前田拓也
GK 19 土屋ヒロユキ
DF 4 ヨムテファン
23 船山陽平
3 池宮和樹
MF 22 清水祐之介
17 吉岡一樹
13 清水悠弥
7 木場駿之介
6 竹中健人
FW 14 村田文哉
20 井上歩
公式記録はFWのところFM表記だが、無論間違い。
中京大は例年、春先はチーム作りに費やす。新チームはデンチャレ東海選抜に7人も選ばれているが、そのうちベンチ入りは3人しかいない。しかし全体的にはっきりフィジカルでもテクニックでも優り、特に身体を入れてのドリブルが活きる。サイドではスピードを生かした突破もある。これに対し名古屋経済大は自陣からのボールを安全第一、徹底的に蹴る。個々の能力では何もかも劣るがここまで勝負に徹底していると何が起こるかは分からない。育成年代なら批判を浴びそうなスタイルだが、もう大学生だし、育てないフットボールよりも勝つフットボールを優先するのは当然だ。
序盤からひたすら名経大が耐え、中京大としてはあまり効果的ではないシュート数が増える。ボランチC岸田(東海選抜)が左右に散らし、また拾いまくり、エースK秀島が徹底的に仕掛ける。S押富は明らかにフィットしていない。またポスト役タイプではないが、身体の強さを活かしてタメも作れる。M藤井㉘大野L藤光も次々に突破を見せる。センターバックコンビは跳ね返し続ける。セットプレーはM藤井が右足、C岸田が左足である。K秀島はカットイン多用。29分K秀島がタメて㉘大野右シュート、たぶん初の決定機、39分にはワンツーからMシュート、これはブロック。42分、中京大、右サイドバックE田邉の右クロスのこぼれに詰めていた左サイドバック㉔深澤が叩き込んで1−0。完全に押し込んでいるからこそのゴール。ロスタイムK秀島が潰れて㉘大野が右シュート。2−0。公式記録は間違えている。前半2−0。正直戦力差から言って前半で2点差つけられると名経大は極めて厳しい。
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05月15日(土)
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