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サッカー観戦日記
by T.K.
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■関西リーグ1部開幕節 ラランジャー関大クラブ おこしやす京都−ポルベニル飛鳥
20 MF 高橋康平
41 MF 守屋鷹人
18 FW 青戸翔

監督:美濃部直彦
先発
1 GK 佐藤由維斗
2 DF 塚田圭祐
3 DF 野本泰崇
5 DF 下畠翔吾
7 DF 赤谷直紀
16 DF 吉岡尊志
25 DF 吉田智尚
6 MF 志水克行 (Cap.)
23 MF 吉岡樹利也
9 FW 日高恕保
13 FW 岩村勝利

控え
28 GK 菊山耀介
4 DF 清水勇輝
26 DF 角田誠
11 MF 新保誠
14 MF 吉村泰良
20 MF 北田大亜
22 FW 渡邉駿



おこしやすはフリーキックをM平石が担当。昨年よりも格段にプレーが速くなっている。今年も速くて高くて上手くてサボらないHイブラヒムが残ってくれた。彼の負担が大きくなり過ぎないようにJ林もよく走る。イブラヒムはサイドにもよく流れ、スピードを活かしたタテを狙う。もちろん中でも起点になれる。対するポルベニル飛鳥は3−4−3で3トップが開いていたがすぐに中に絞り、タテに速いカウンターを仕掛ける。3バックの中央は下畠。京都ユースから京都に上がった選手で、サイドバックもセンターバックも出来るが、プロのセンターバックとしては高さがなく、サイドバックとしてはスピードがなく、パワーはあるのだが、守備技術の高さでカバーしきれなかった選手だ。しかし3バックの中央となると、角田誠の入れるポジションがあるのか?とも思った。力の差はあるが、ポルベニル飛鳥は関西リーグ1部に定着して少しずつ力をつけていく段階なのだろう。オフィシャルな発表ではなかったと思うが、橿原市にサッカースタジアムまたは球技場を建設する云々の報道もあり、そうなるともちろん奈良クラブもあるのだが、奈良県中部のポルベニル飛鳥こそがもっとも利益を受けるのだろう。日本は不要不急なものが多い野球場や陸上競技場と比べて税金でサッカースタジアムを作る動きが無さすぎる。ポルベニル飛鳥はサッカースクールやポルベニル・カシハラ名義のアカデミーもあり、今後の発達が期待される。
さて32分、おこしやすJ林に警告。ラフ。ポルベニルも42分L岩村が警告。ラフ。双方FWに警告だが、それだけFWも必死に走っている証明でもある。前半0−0。

ハーフタイムでおこしやすはJ林→S高橋、ポルベニルもO吉岡→S北田。これはプラン通りだろう。よく走った。49分、おこしやすE西村に警告。カウンターを故意に止めた。55分、P稲垣→㊶守屋。そしていきなり仕事をする。58分、㊶守屋がペナ右カド付近のHイブラヒムに当て、スルーパスをS高橋決めて先制。1−0。62分、ポルベニルA塚田→㉖角田。左ストッパー。いきなりうるさい。大声で指示を出し、文句も鼓舞する声も。角田誠のいいところは目下の人間やレフェリーに対してだけ偉そうな権威主義者ではなく、目上の人間にも偉そうな、つまりかなり大きな態度で自己主張できる人間ということだ。権威主義的な日本のスポーツ界の現状を考えると、こういう人材を育成できるのはサッカー界以外では厳しいと思う。京都ユースでも1年生のときから3年生はおろか監督に対しても態度が大きかった。70分、Hイブラヒム→Q青戸。イブラヒムは決してスタミナがないわけではなく、よく走るプロフェッショナルだが、真面目で走りすぎる傾向にある。73分、G清水→L瓜生。75分、ポルベニル㉕吉田→J新保。77分、おこしやす、喜名に警告。故意に止めた。その喜名を㉓小久保に代える。86分、E志水→M吉村。ロスタイム、ポルベニル、D下畠に異議で警告。結局1−0でおこしやす京都が勝った。逃げ切ったというか、1−0というスコアだが、むしろ完勝だった。タテへの加速力が増し、鋭い攻撃を繰り返した。今季はイブラヒムの相棒に運動量のあるタイプを選んだが、なおかつ中で起点になれる選手がいれば、ますますイブラヒムが活きるだろう。

04月10日(土)
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