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サッカー観戦日記
by T.K.
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■全日本U−15選手権 G大阪−鹿島アントラーズつくば C大阪−浦和
さて中学生のスタイルというのは型にはめないチームが多い。選手の個性を重視し、左右対称だとかにこだわらず、原理原則を重視しつつも得意なプレーを前面に出す。アンつくについてはQ能登谷くんがタテ突破、G太田くんも左に寄り、左足シュートもある。D小倉君が下がって潰しつつ組み立てる。S徳田くんは高くて強靭だが、身体の使い方がまだ不得手なのか、G大阪のセンターバック陣、D山口くんK菅澤くんに潰されがち。また1トップ気味でG大阪とすれば徳田くんに絞って潰せばいい、という面がある。またG太田くんが足元にほしがる傾向というのもある。スペースに飛び出すことを教え込めば出来るのだろうが、これは長所を伸ばしたいポリシーだろう。M宮本くんはダイレクト右クロスが得意。I平山君が左足でタメて落とし、宮本くんがきれいにカーブのかかったクロスをあげる。センターバック陣についてはB大山くんは81キロあるが潰せず、C神野くんも体重の無さに加え寄せ方が甘く潰せない。前を向かれた時の強さを伸ばしている?この辺りも型にはめないアンつくのポリシーを感じる。
G大阪はG和泉くんが左足でタメを作り、F遠藤くんは淡々と捌く。この二人がフリーキック担当。精神力も強そう。これは遠藤くんの相方のE宮川くんにも言える。遠藤くんは遠藤保仁みたいに淡々と捌くし、E宮川くんもミスしないのだ。しかもクレバーに小さくまとまったタイプでもなく、大胆なプレーもある。この辺り、アンつくとのポリシーの大きな違いを感じる。2トップは身体の使い方が素晴らしい。G大阪というのは伝統的にFWは大型だろうがそうでなかろうがポストプレーをしっかり仕込む。H今西くんもL日笠くんもフィジカルはあるが、技術的にポストも素晴らしい。キーパー@張くんは体格はもちろん、反応が素晴らしい好素材。
さて5分、G大阪、D山口くんのフィードからE宮川くんがスルーパス、H今西くんに通り、中右寄りシュートが決まり1−0。しかし17分、アンつくもS徳田くんも強烈な右シュート、G大阪@張くんがスーパーセーブ、F佐藤くんが詰めるがこれも張くんが超反応でブロック、しかしI平山くんがこぼれを蹴り込み1−1に。張くんも凄かったが、アンつくの気迫も素晴らしかった。
55分、G大阪H今西くんがC笹野君に落とし中に、I笹記くんが細かいタッチから決めて2−1。その直前、アンつくは52分にS徳田くん→H木下優希君をセンターフォワードに、62分にはF佐藤くん→J樋口晴磨くんを右ウイングに入れて明確な3トップに変更。4−3−3である。押せ押せにはならないが、やることは整理された。そして63分、I平山くんが右から仕掛け、ペナ内ではっきり足にかかりPK。これをD小倉君が強烈に中央上に叩き込む。凄い精神力だ。2−2。ゲームは互角のまま80分間終了。2−2でPK戦に入る。
鹿島D、成功。強烈に右上隅。
G大阪G失敗。右セーブ。
鹿島I成功、左足で中に。
G大阪L成功。逆を突き左。
鹿島B成功。
G大阪K成功。逆を突いて右。上手くタイミングを外した。
鹿島Q成功。逆を突いて右。
G大阪、E失敗。蹴り損ね?左ポスト。
結局4−2でアンつくが準決勝進出を決めた。アンつくキーパー@栗原くんはギリギリまで下がらずキッカーにプレッシャーをかけ続け声を出したり手を叩いたりとはったりで存在感をアピールし続けて功を奏した。G大阪のK張くんは大柄なので静を貫いたが、アンつくのキッカーが冷静だった。中学生のメンタルの弱さが出た形。高校生になればこういうPK戦にはならない。
公式記録
全日本U−15選手権
セレッソ大阪U−15−浦和レッズジュニアユース
12月20日 13時30分 堺S1 ピッチ良 晴
C大阪 浦和
−−−皿良−−千葉−−− −−−瀬山−−清水−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
−森−三津井−清水−北浦 早川−河原木−関谷−阿部
若松−西村−−河西−燗c 山野−植竹−−塩川−松原
−−−−−青谷−−−−− −−−−−江橋−−−−−
セレッソ大阪U-15
監督 田島一樹 前登録記載なしはセレッソ大阪U−12出身
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12月20日(日)
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