ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権大阪大会ラウンド16 大産大附−大阪偕星 東海大仰星−賢明学院
10月25日 堺S11 13時 人工芝 晴


仰星           賢明学院
−−−十七−−二十−−− −−−二九−−三十−−−
−−−−−−−−−−−− −−十番−−十七−−二四
十番−七番−−四番−八番 −−−−−八番−−−−−
十一−三番−−六番−五番 二番−二五−−三番−十一
−−−−−一番−−−−− −−−−−誰々−−−−−

賢明学院はどうも左右非対称だ。最初4−1−4−1かな?と思ったが、左ハーフではなくFWだ。仰星は得てして守備的だの勝利至上主義で育てないだのという批判があるが、私の意見としてはその批判は当たらない。まず選手は育っているし、毎年スタイルを変えて、ゲームプランもゲームごとに変えて柔軟だ。これを可能にするのは選手のクレバーさ。つまり戦術眼が備わっている。そして今年の特徴は超攻撃的だ。特に左。10番の攻撃力、テクニックに加え左サイドバック11番も攻撃面に特徴がある。だからこそ事前スカウティングで賢明学院は右を厚くして攻撃で東海大仰星の左を押し込み、たぶん苦手な守備を強いる策かと思った。東海大仰星4番は攻守に効いているキーパーソン。どうも賢明学院のプランを東海大仰星の狙いを外している印象だ。賢明学院のボランチ脇8番の横を使い、右からも攻める。この辺り、自在なスタイルの東海大仰星の良さが出ている。賢明学院の悦勝先生は大阪屈指の名将だが、策士策に溺れる、か。それでも耐え、攻めてもいたが、東海大仰星の武器の一つ、セットプレーで左コーナー、10番のキックに中でヘッドで先制。1−0とする。東海大仰星は関西では珍しいロングスロー使いのチームだが、今年はスローワ―がいないらしい。そもそも今年の東海大仰星のサイドバックはタフなアップダウンとロングスローというタイプじゃない。右の5番は守備的なタイプに見えるが、攻撃のフォローは怠らない。8番は単独で崩せるタイプ。そして後半18分、東海大仰星、8番の右クロスに7番ボレーで追加点。2−0として、賢明学院は終始噛み合わないまま、地力があるから特に守勢にもならず2−0と普通に負けたが、柔軟性で劣った。とは言え攻撃の高い東海大仰星相手に渡り合い、プランを外されながら2−0負けなら上出来だろう。普通に強かった。東海大仰星には上を行かれたが。



さて大阪は準々決勝以降は観戦不可能になる。これで関西の高校選手権予選で観戦可能なのは京都府の上のほうだけだ。なかなか観戦先を探すのは難しい。

10月25日(日)
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