ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4380116hit]

■京都府高校新人戦女男決勝 京都精華−向陽 京都橘−京都共栄
後半も戦況に変化はない。いきなり向陽がタテ一本から10番が抜け出し京都精華ゴールキーパー1番と1対1も好セーブ。京都精華はゴールキーパー1番とシャドー10番が特別な選手だと思いました。更に19番が飛び出し左裏を取るが、京都精華ゴールキーパー1番素晴らしい飛び出しでシュートコースをブロックする。しかし58分(後半23分)、向陽カウンター、6番がフィード、右に流れた9番が半身でポスト、右アウトサイドで落とし10番が鮮やかなループを決めて1−1と同点に追いつく。本当に2トップだけで決めてしまった。しかし65分、京都精華、10番の右コーナーキックに誰かが合わせ2−1と勝ち越し、そのまま逃げ切った。サンガスタジアム初の公式戦勝者は京都精華に。

勝った京都精華だが1対1でサイドを突破できず。中に中にと入ってしまう。ボランチも仕掛けられず。以前あった向陽に対する圧倒的アドバンテージはなくなり、もはや必勝のカードではなくなった。向陽のプレッシングも見事。自陣に引いての粘り強い守備もあり。高校総体予選が楽しみだ。



男子決勝は京都橘対京都共栄である。準決勝を観た限り京都橘が完成度で優位と思った。体格があるので、京都共栄はプレッシングに行きづらい。となると特殊な策が必要だと思った。具体的には深く引いて守ること。実際そういう策に出た。京都橘は準決勝とまるで背番号が異なるが、たぶん出ている選手は同じだ。


京都府高校新人戦男子決勝
京都橘高校−京都共栄高校
2月23日 京都スタジアム 13時 晴 良芝


京都橘          京都共栄
−−−−−十三−−−−− −−−十五−−九番−−−
−−−十番−−十五−−− −−−−−−−−−−−−
十四−七番−−十七−十八 −−十番−四番−二番−−
−−四番−三番−二番−− 十四−三番五番六番−十一
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−

京都共栄の策は流動的な京都橘の前線に対しマンマーク気味で守りスペースを完全に消す、というものだ。奪ったら9番に預けカウンター。2番のボール狩りやアフリカ系の10番のミドルパス、ドリブルなどで勝負をかける。15番にはドリブルあり。しかし京都橘は14番の正確な左足クロスやセットプレー。インサイドのパワフルさなどフィジカルコンタクトで優り、支配し続ける。京都共栄も果敢に当たりには行っているが競り負けてしまう。そしてもう一点。京都共栄は新スタジアムに圧倒されたか、決勝という舞台に圧倒されたか、京都橘という名前に圧倒されたか、とにかく精神的に劣勢に。戦術は的確だったがメンタルが的確でなかった。9分、京都橘、10番が左から切れ込み1−0。14分、京都橘、中盤でカット、すぐ13番に出し、京都共栄DFと1対1、カバーが入る前に仕掛け左足で右隅に。2−0。京都共栄も個々ではいいところを見せてはいるが、全体として飲まれた感は否めない。前半は京都橘がデュエルで勝ち、優位なまま終了。

後半5分で京都共栄は15番→7番。変化をつけられる選手。9番が強靭なのでトップ脇で使い変化をつけたり単独突破が期待されたの起用か?しかし44分(35分ハーフ)、京都橘13番がロングカウンター左カットイン、倒れ込みながら決めて3−0。62分、京都共栄10番がドリブルで仕掛けるが京都橘3番が3メートルくらい吹っ飛ばす強烈なファウルで警告。そして京都橘、右コーナーからその3番?がヘッドで4−0。ロスタイムには11番が左を突破、角度のないところから流し込み5−0。京都橘が圧勝で優勝した。


[5]続きを読む

02月23日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る