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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権新潟大会準決勝 北越−帝京長岡 新潟明訓−日本文理
さて台風の影響で強い雨の中人工芝ピッチにもうっすらと雨が溜まり、難しいコンディション。双方自陣からパスを繋ぐタイプで普段以上に高い技術が求められる。今季プリンスリーグでも観た北越はF加藤のキープ力と視野の広さでタメを作り押上げ自陣からビルドアップ。G浅野も相変わらず失わないが、F加藤のほうが中心かな?夏に観たときいい選手だと思った。馬力のある右サイドバックD藤吉の上がりを待ち、エースH庄内にボールを集める。庄内は上手く流れ起点を作る。対する帝京長岡は悪コンディションでも細かい技術を発揮、ショートパスで繋ぎ、技術的に一枚上、というより間違いなく全国でも優勝候補のクオリティーの高さである。京都入り内定のM谷内田が中盤で振り分け勝負パスも出し飛び出す。谷内田は中学生にして帝京長岡のレギュラーを取った選手。その年プリンスリーグではゴールも量産している。エースI晴山はピタッと収まり裏を狙い左から1対1を仕掛けても迫力がある。オフサイドラインぎりぎりを狙う選手だが、C中山を中心とした北越のバックラインのコントロールも見事で次々にオフサイドにかかる。そして決定機を決められず、彼の日ではないと思わせた。一つには北越GK@平山がなかなかの好選手ということもある。大学でもやれそう。ゲームは雨のため観戦ノート困難で大雑把な雑感を。
テクニックに優る帝京長岡が支配。浮き球を交え雨の中でもより技術を発揮する。そしてセットプレーも多くキッカーにM谷内田がいるため、より脅威である。いきなり左コーナーでグラウンダーを見せるなどサインプレーも豊富で、このゲームに賭ける執念を見せる。
14分、帝京長岡M谷内田の左コーナーにD丸山がニアでヘッド。0−1。24分、北越バックラインから奪いレフティーF田中に渡り1対1を左足ループ。0−2。帝京長岡は押しながら決め切れなかったが、これで圧倒的に優位に。33分、帝京長岡、巧みに中で回し右のJ矢尾板へ、タテを切っている相手サイドバックを見て中に切れ込み左足シュート、キーパー右に弾くもF田中が蹴り込む。0−3。ロスタイム、M谷内田の左コーナーをJ矢尾板ニアでヘッド。0−4。誰が予想しただろうか?全国ベスト8の北越から前半で4得点。前半終了。

後半に入り帝京長岡は谷内田を中盤の底でボールの振り分け役に回し、ノーミスで組み立てようとする。E川上にもゲームメイク能力はある。これに対し北越はF加藤のポジションを上げて勝負をかけるが、悪ピッチにもミスをしない帝京長岡を崩せない。H庄内に納まっても味方のフォローがおくれ、カウンターからI晴山に通る。しかし後半は帝京長岡も慎重で時間が確実に過ぎていく。そしてタイムアップ。帝京長岡が決勝に進出した。

なお帝京長岡I晴山がU−18日本代表に選ばれ、アジアユース予選に出場するため決勝はだいぶ先に延期された。今日は晴山の日ではなかったが、技術の高さから言って普段は決定力が高いのだろう。



高校選手権新潟大会準決勝
新潟明訓高校−日本文理高校
10月26日 13時 長岡ニュータウン 人工芝 曇

新潟明訓         日本文理
−−−小山−−反町A−− −−−−−斎藤A−−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−長崎A−−−−
藤田A高橋一高橋祥−木下A中村−秋元−−土田−中林
渡邊−薗部−竹内豊A陶山 廣井−岩井−−内田A古俣
−−−−−竹内慎−−−− −−−−−小菅−−−−−



新潟明訓 監督:田中健二
GK  1 竹内慎吾  3年 173/63 エボルブFC
DF 24 陶山聡太  3年 165/56 新潟アカデミーJr.Y
    6 竹内豊   2年 180/77 長岡JYFC
    3 薗部太郎  3年 176/73 FC.Artista U−15
    5 渡邊暖人  3年 175/66 アルビレックス新潟U−15
MF 23 木下裕介  2年 165/61 グランセナ新潟FCJr.Y
   13 高橋祥太  3年 169/63 FC下越セレソンJr.Y
    8 高橋一誠  3年 162/60 グランセナ新潟Jr.Y
   14 藤田梢絋  2年 172/65 長岡JYFC
FW  9 反町太郎  2年 170/65 長岡JYFC

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10月26日(土)
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