ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校総体大阪女子準決勝 大阪学芸−大阪桐蔭 追手門学院−大商学園
後半シュート数7対2。明らかに力の差はあったが、丁寧に崩そうとし過ぎた。結局は高さで決めた。普段は両サイドバックのクロスを11番と7番が長身を利して決めていた?だとしたら大阪桐蔭のゲームプランにハマってしまった形になる。連動して崩すサッカーが理想かもしれないが決め切れず、70分ゲームということもあって耐えられるところだった。サイドを連動して崩す理想も状況によっては捨てるべきで、確かに終盤は捨てていたのだが、かなり危なかったと思う。11番7番の2トップ、4番5番のセンターバックは高さがあり、特にセンターバック陣はロングフィードがあれば脅威になったはずだが。サイドバックも飛び出すサイドハーフもそれを支えるボランチも全体的に個々の能力は高かった。



高校総体大阪女子準決勝
追手門学院高校−大商学園高校
5月12日 11時30分 堺S8 人工芝 晴



追手門学院        大商学園
−−−−−十一−−−−− −−−九番−−十一−−−
十八−七番−−十五−五番 −−−−−−−−−−−−
−−−−−九番−−−−− 八番−十番−−五番−七番
二番−四番−−十番−三番 二番−四番−−三番−六番
−−−−−一番−−−−− −−−−−十二−−−−−

追手門学院について思ったのは、戦力的に劣勢であることは承知なうえで能力の高い1番、10番、9番、11番を要所に置いたのでは?ということ。極めて守備的に戦い耐えるスタイル。10番を中心に耐えて、9番がカウンターの起点になり、長身11番に当てる。しかし一人で追う11番に対し大商学園は例年通りセンターバックの能力が高く、3番も4番もロングフィードが良く、ミスもなく、GKも加わって後方でのビルドアップで寄せ付けず、相手を押し込み、ミスをしない5番が展開し、10番は運べる。そして大商学園11番が引いてポストになり、これを封じられない追手門学院が自陣深くにくぎ付けされる。決定機は少ないがスタミナの消耗が激しい。それでも前半終盤に前線で奪い追手門学院11番が仕掛けて撃つが決められず。唯一の決定機。そしてケガで追手門学院18番→8番。

後半開始。36分(後半1分)大商学園3番の正確なロングフィードに9番が裏を取り1対1を決める。0−1。以降大商学園は6番→30番、更にケガで11番→13番と代え、支配を続ける。61分、追手門学院15番→14番。この時間帯、大商学園は30番がフォワードの13番が右ハーフ。66分には大商学園9番→18番。68分、追手門学院7番→17番。結局パスを回し続けた大商学園がスコア以上の完勝で0−1で決勝進出を決めた。

大商学園は番号を挙げた以外でも8番のカットインドリブルや7番のタメが良くDF陣の守備力については良く分からなかった。6番はタフに上がり続けた。

大商学園は攻撃力ではおそらく全国でも屈指だろう。あとはデュエルだ。中盤で潰しきれるか。それが出来れば初の全国制覇も見えてくる。かつて全国高校総体決勝で引き分け、PK戦であと一人決めれば全国制覇、というところまで行ったこともあった。その時と比べると能力では落ちないが甘さが気になる。メンタルだけだ、問題は。ただそれが一番難しいので何とも言えない。

05月12日(日)
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