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サッカー観戦日記
by T.K.
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■滋賀県1部リーグ第2節 近江B−草津東 水口−比叡山 八商−守山
滋賀最古の名門・水口は懐かしいブラジル式の4−2−2−2。つまり攻撃的MFがサイドに広がらずFWのやや後方に位置する。現在では珍しいシステムである。これに対し比叡山は守備で混乱。サイドハーフが守備で機能しない。そこでシャドーの10番が途中から下がって水口のボランチをケアする。比叡山は6番が軸に中盤で耐え、カウンターを狙う。水口も長めのボールが多く、2列目3列目が拾い、サイドバックの上がりを促し、特に76番のアップダウンが光る。97番は積極的にスルーパスを狙い、90番はタメを作る。43番がエース格。水口の流れを見て取った比叡山は途中からキーパーを含めた後方でゆっくり広くパスを回し自分たちの時間を作ろうとする。そして前線をうかがうが通らない。前半は0−0。
後半開始。再び水口の流れに。53分(後半8分)水口91番→94番。長身フォワード。押し気味ながら崩しきれない水口にとっては高さが必要なのは良く分かる。同時に比叡山20番→14番。典型的なサイドアタッカーから中を突破できるインサイドプレーヤー・タイプを入れる。比叡山は5番のフィードなどで形を作り、2列目の10番14番が仕掛けてフリーキックを得るが、形にならない。水口も攻撃的MFを交代し、攻撃力の高い29番を2列目に上げ、カウンターからスルーパスを狙う。しかし双方実らず、0−0で試合終了した。
さて、試合中比叡山ベンチは主審に対し終始文句を言っていた。判断が分かれる判定はあったが、誤審はなかったし、中立に徹したジャッジだったと思う。そもそも県一部リーグで完璧に近い主審など無理だ。主審はベンチを注意しなかったが、注意されて当然の態度だったと思う。それくらいマナーが悪かった。更に選手たちもフェアプレーとは言い難い行いを見せた。反則ではないが、到底感心できない。審判への異議はゲーム運びに有利に働くならするのもゲームズマンシップだが、フェアプレーに反する行為は容認しがたい。早崎先生のころなら比叡山は決してこんなプレーをするチームじゃなかった。残念だ。
滋賀県1部リーグ
八幡商業高校−守山高校
2月16日 14時 ビッグレイクB 人工芝 曇
八幡商 守山
−−−四四−−三三−−− −−−三二−−四十−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
四五−四九−−五一−五十 五五−二七−−七十−六三
三七−四三−−三四−五八 三三−三五−−四七−二八
−−−−−三九−−−−− −−−−−十七−−−−−
立ち上がりから守山が細身の32番にボールを集め流れをつかむ。33番のフィードやセットプレー、47番の高さなど守備陣も堅く、35番の的確な指示でラインを保つ。対する八幡商は万能型の44番を軸にカウンターを狙う。やはり43番を中心にセンターバックが堅く、やや高さはないもののラインの押上げで守山32番の高さを打ち消す。しかし21分、一瞬のスキを突かれ、守山32番が裏を取り、浮き球パスで抜け出し、GKと1対1、ループで頭上を抜いて0−1と先制。以降も守山ペースが続く。
後半は流れが一変し、八幡商が繋ぎながら分厚い攻めを見せる。後半半ばには立て続けに決定機を作り、44番のシュートが守山GK17番の右足一本で防がれるシーンも。しかし直後についに決めて1−1に追いつく。以降も八幡商の攻勢が続くが攻め切れず。全体的に質の高いチームだが、これといった武器がなかったのが惜しまれる。守山はクレバーなチームだったが、32番への依存度が高いか。
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02月16日(土)
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