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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権奈良大会1回戦 山辺−郡山
立ち上がりから唖然としたのは悪コンディションでもドリブルする郡山の凄みだ。中盤はアタッキングエリアならどこからでもドリブルを仕掛け、2トップもシュートを意識させつつドリブル、センターバックの六車までドリブルという圧倒的スキルの高さ。このコンディションでも美学は捨てない、ということか。そして9分、F神澤の左クロスをE上江洌合わせて郡山先制。しかし徐々に山辺もパスを見せ始める。浮き球を納めてキープできるL宮辻を軸に、H高瀬は判断が早く正確に味方にはたけて、J大野が仕掛ける。バックラインもM藤安のコントロールとフィードを軸に締め、S壁村の守備も見事。悪コンディションで経験不足が響くはずの状況下でも良く抵抗する。前半0−0。そして後半からM藤安をFWに上げ、L宮辻を右に回しタメを作り、センターバックにはK躑井元汰(183cm FC B2)をセンターバックに入れ攻撃の圧を上げる。しかし郡山は守備はセーフティーファースト、攻撃はアグレッシブな姿勢を崩せず、終始ペースを握り、終盤でパワープレーも凌いで0−1で勝利した。

やはり現時点では郡山のほうが上だった。ピッチコンディションが良ければ郡山のドリブルが冴え、点差が開いたかもしれない。しかし山辺も確かにスーパー1年生チームだ。パスサッカーが出来れば攻撃面で持ち味が出ただろうし、2年後といわず、来年が楽しみ。

10月29日(日)
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