ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校線選手権奈良大会3回線 橿原−生駒 西和清陵−奈良育英
春先のあのメンタルの弱い橿原とはまるで別のチームのようだった。全国を狙える強豪たる自覚が芽生えたのか?全国は本気で目指さないと手に入らない。香芝だって最初はそうだった。とにかく橿原は必勝の信念をもってゲームに臨むのみ。





私は毎年高校サッカー年鑑を熟読し、総体と選手権の予選も全チェックしている。そんな中西和清陵は気になる存在だった。上にはなかなか勝ち上がれないが、強豪相手に僅差負けが多い。スコア上のことかも知れないが、しっかりしたチームなのは確かだ。奈良で観戦経験のないチームの中では最も注目すべき高校かも知れない。


高校線選手権奈良大会3回線
奈良育英高校―西和清陵高校
11月3日 11時15分 奈良学園大信貴山グラウンド ピッチ良 晴

奈良育英         西和清陵   
−−−−−大野−−−−− −−−誰々−−松井−−−
−瀧本A−加賀−−奥村A −−−−−−−−−−−−
−−−井門−−白澤@−− 誰々−誰々−−黒川A清水A
中根A−橘A坂之上−中瀬 二宮@誰々−−前田−冨永A
−−−−−西村−−−−− −−−−−誰々−−−−−




西和清陵 監督:藤井本明彦
GK ??
DF] 2 冨永悠斗  2年 174/60 奈良クラブジュニアユース
    4 前田大輝  3年 168/60 桜フットボールクラブ
   31 
   20 二宮龍也  1年 167/51 上牧第二中
MF 13 清水尚   2年 162/49 法隆寺フットボールクラブ
    7 黒川勘太  2年 171/58 奈良クラブジュニアユース
   15 
    6 
FW 10 松井勇人  2年 173/60 法隆寺フットボールクラブ
   11 

奈良育英 監督:上間政彦
GK  1 西村憲彦  3年 183/75 奈良YMCAサッカークラブジュニアユース
DF  6 中瀬英敏  3年 178/63 東淀川FC
    5 坂之上裕人 3年 178/62 奈良YMCAサッカークラブジュニアユース
    2 橘功太   2年 178/57 奈良YMCAサッカークラブジュニアユース
    4 中根祐也  2年 178/64 富雄南中
MF 20 白澤幸志郎 1年 180/65 YF NARATESORO
    8 井門林勇  3年 176/69 FCボランチ大阪
    7 奥村空   2年 180/60 奈良クラブジュニアユース
   14 瀧本秀介  2年 162/61 法隆寺フットボールクラブ
FW 10 加賀友基  3年 180/70 奈良YMCAサッカークラブジュニアユース
    3 大野寛世  3年 165/66 宇治FC




まず思うのは奈良育英の体格データが過少申告だと思われること。身長もそうだが、体重を少なく見積んぽりすぎる。激しいぶつかり合いをほとんどすべて制し、西和清陵の体力を削っていく。I加賀はガッチリしたポストプレーヤー・タイプだと思うが、技術もしっかりしているので引き気味の起点になり、快速のB大野を走らせる。D坂之上は屈強なCBで確実に潰せて起点になれる。A橘もミスの少ない選手。S白澤は相当な逸材。必死に走り潰し続ける。このまま成長すればあるいは……。C中根は守備力は抜群だが、西和清陵I松井が右に流れ、起点に慣れてスピードある突破もあってキックもいいので、慎重な対応。というか、西和清陵は基本的にI松井をまず見る。13分、左CK、C中根ヘッドは外れる。決定機。18分、奈良育英、相手のミスをカットしてB大野が決めて1−0。こういう必死の頑張るところが大野が起用される理由なんだろう。よく走るファイター。しかし西和清陵も秩序は一切乱さない。攻撃面では乏しいが、4−4でブロックを形成しスペースを潰し、パワー差で奈良育英にキープされるが、複数で囲み、奈良育英のパススピードが落ちることもあって、決して翻弄されていない。よく鍛えられていると思った。守備でリズムを作っている。対する奈良育英もリスクを冒さず、確実にゲームを進める。前半は1−0で終了。


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11月04日(金)
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