ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4388816hit]
■JFAプレミアカップ関西大会 第1日
第4試合は奈良の名門高田FCと和歌山大教育学部附属中の対決である。かつて高田FCはドリブルばかりするチームで、公式戦でも「一人抜いてから隣の選手にしかパスを出さない」などと制約をつけてプレーしたものだ。最近は少し普通のサッカーに変わってきたが、それでもドリブルを多用するチームには変わりない。クラブ員数も多く、その中から公式戦に出てくるメンバーは素質・体格等を揃え、Jユースにも引けをとらないほどだ。対する和歌山大教育学部附属中(以下和大附中)の名前ははじめて聞く。和歌山の中体連は西脇中の天下だったし、しかも入試のある国立中である。和歌山は知らないが、大阪や京都では教育大附属中は難関である。サッカーは偏差値の高い学校でも勝てるスポーツ、というのは私の持論だが、関西ではなかなかその通りにいったケースは少なかった。昨年の近畿中学総体に奈良の東大寺が出てきたくらいだろうか。そういう意味で注目してみてみた。
JFAプレミアカップ 関西大会 グループリーグ
高田FC−和歌山大学教育学部附属中
14時30分 万博人工芝 曇り
高田FC 和大附中
−−−十六−−六番−−− −−−−−四番−−−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−十番−−−−−
三番−十四−−二六−五番 九番−十七−−十四−十八
十一−十七−−十五−十番 十二−五番−−二番−十三
−−−−−誰々−−−−− −−−−−一番−−−−−
和大附中はこの大会ではもっともフィジカルに劣り、見るからに普通の中学1年生である。コンパクトなサッカーを志向し、高田のドリブルサッカーを封じにかかるが、当たっても大柄な高田の選手はびくともしない。そのうち当たりに行くこと自体が減った。6分、目を離した隙に高田が先制。高田がドリブル&ショートパスでリズムを作る。地力で劣る和大附中はバックラインを押し上げて中盤で追い掛け回し、決定機を作らせない。しかしチャンスも作れず、前半終了。
後半5分に高田FC、5番のFKが直接決まる。さらにペースが変わらないのを見て会場を後にすることにした。
この日観た限りではどこが全国に出てくるかは分からない。明日の希望が丘には行かない予定だが、準決勝・決勝は観る。昨年ドリームチームだったG大阪が京都に敗れたようなビッグサプライズはあるのか?
03月10日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る