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Ship Building
by コーヒー
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■繋が…ル。
同じくらいの背丈の。
一回りくらい幼い。
黒い肌。
線の細い。
柔らかな空気を纏った其れは。
いまだかつてない快楽が僕の脳天を穿った。
刹那、その器用すぎる指に、その澄んだ声に、その冷たい眼差しに、囚われる。
ねえ、コーヒー、完全に支配されちゃダメだよ。
繋がるのは、ほんの一端だけだから。
全てが繋がることは、ありえないから。
其れは「幻」なの。
僕を包み込んだ「熱」すらも全て。
こころに「線」を引きなさい。
そこへ乾いた「風」が通るように。
09月19日(水)
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