ID:30769
Ship Building
by コーヒー
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■アダルトチルドレン
機能不全の家庭に育つ。
コーヒーが受けたのは放置。
コーヒーの居場所はここにはないと感じ、外の世界へ逃げるようになったのは中学の頃。
病院の検査で、精神年齢は14歳と診断された。
コーヒーのこころは、あの頃で時間が止まっているらしい。

家族で仲良く、ひとつになって。
こころ温まるような一家団欒の図。
「それって普通の家庭でしょ?」
夢に思い描いていたことは、ごく自然にありふれたものだったと知る。

わがままは言わない、言ってもそれが叶うことはないから。
お姉ちゃんは我慢しなくてはいけないから。
これ以上コーヒーママに迷惑をかけてはいけないから。
我慢を重ねたコーヒー。
辛いとき、苦しいとき、誰が助けてくれただろう?
全部、飲み込むしかないじゃないか。
忘れてなかったことにしてしまうしか。
辛い記憶にはふたをするんだ。

そして。
コーヒーの器は。
コーヒーの中身の倍以上の年を重ねた。
結果、いまここに在るのは。
アダルトチルドレンの典型例、コーヒーだ。
12月19日(月)
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