ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■何方にしても遠避けられますか
自身の其の歩みの一部分を、
封じたとしたら。
果たして、
何が生じるのだろうか。
そして、
其の封が解けた刻には。
果たして、
何が生じるのだろうか。
決して、
失われた訳では無くて、
蓋をされて仕舞った、
其の一部分が。
何方に波及するのか。
見極める事は、
容易では無いのだけれど。
記憶を、
封じられた儘まで在れば。
恐らくは。
一から積み直す事へ、
同意する訳も無く。
封が、
解けた其の刻には。
傍に寄り添おうとする筈は、
無いのだ。
先の無い身体で。
あの子は。
「ずっと忘れててごめんね。」
「今まで沢山ありがとう。」
記憶が戻れば、
余計に。
「苦しいときや、哀しいとき、辛い時。」
「楽しい時や分かち合いたい時。」
「色々な時に寄り添ってくれる人を選んでね。」
予想に違わぬ言の葉を、
寄越し続けた。
忘れたって良い。
想い出せなくても良いのだ。
あの子の、
命が続くのなら。
あの子に、
歩む機会が与えられると、
そう言うのなら。
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References
Feb.23 2017, 「付纏いと変わりませんかか」
Feb.07 2017, 「忘れる刻限が来たのでしょうか」>
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04月24日(月)
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