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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■夜中の海は止めませんか
其の総てを把握する事など、
極めて稀で。
多かれ、
少なかれ。
自身の手に与り知らぬ物事が在って、
当然なのだけれど。
其れでも。
其の核と為る鍵や、
其の概要を為す要素は。
せめて。
朧気にも、
此の手に欲しいと希う。
其れは。
気概と、
配慮を。
最大限に宿した、
想いだと。
十二分に、
理解出来たとしても。
真夜中。
「小坊主様」
「いきなりの連絡失礼します。」
「精神科医の・・・」
あの子の携帯を介して。
知らぬ名が、
あの子の昏睡と搬送とを、
告げて来る。
数日前。
「私。」
「薬物中毒らしいよ。」
片言で触れた、
其の、
あの子の言の葉が。
俺が気付くべき。
一つの、
鍵だったのかな。
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02月17日(火)
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