ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■何時か微睡みを想えるでしょうか
自身の欲を顕すのか。

或いは、
内なる不安の象形か。



現実の、
復唱に過ぎないのか。

奥底の、
意識が視得るのだろうか。


其れとも。

行く末の暗示なのか。






其処に表出する世界観の、
其の意図は。

未だ、
明確では無いのだけれど。













何度繰り返しても、
何度繰り返しても。











此の上で、
恍惚に身を委ねるあの子の姿が。

俺には描かれて。




此の世の者では無い存在に、
蹂躙され。

或いは、
嘗ての盲目的な想いで満たされた狂気の刃に、
深く其の身を抉られる像が。


あの子には映される。






















 「片方が幸せな夢を視ると。」
 「もう片方は反対に恐ろしい夢を視るんだよ?」

 「ん?」
 「何かの保存法則なの?」


真偽は不明瞭な、
あの子の、
其の言葉に。

一先ず、
肯いたけれど。





 「何かの保存法則なの?」
 「だったら俺が変な夢見れば良いのか。」

 「いや。」
 「でも。」

 「だよね。」
 「俺が変な夢見たのにそっちも同じじゃ大損だよね。」

 「うん・・・。」


取り憑かれた様に。

あの子は、
幸せな夢は視られないと、
断定した。
















長い間を費やして、
鎖して閉まったあの子の朝を。


何時か。

何時か。

温かい想いで明けたいと希う。




もう。

僅かな時間しか、
残されて居ないけれど。


きっと。





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References
 Jul.26 2011, 「履歴に値する想いでしょうか」
 Jul.04 2013, 「其処迄酷い雄でしょうか」






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10月22日(水)
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