ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
[156784hit]

■震えの因は何処でしょうか
互いの周囲に在る、
環境や、
状況は。


時に、
想いを断ち。

時に、
想いを裂くのだけれど。




接する、
其の境界面の形状には。

何の変化も、
生じないのかも知れない。





其れ故に。





ふと、
再び触れる機に。

殊更、
具合良く馴染む想いが、
溢れて了うのだ。













絶えず変化する流れが。

変わらぬ接点を、
許しなどしないのに。





















 「あのね。」

 「どうした?」

 「凄く久しぶりなのに。」
 「声に全然違和感が無いんだけれど。」

 「そう?」
 「俺は手が震えて居るけれど?」

 「そうなの?」



久し振りの電話に。

あの子は、
声を弾ませ。


弾む、
あの子の声も。

変わる事無く、
耳元から浸み込んで来る。


























今絶えても可笑しくは無い、
其の命に、
触れて居る時は。


何時でも、
震えは止まらないし。

何時でも、
平常心では居られないけれど。





今日の此の震えは。


命の尽きる前に、
手を離せと。

そう斬り付けられる事への、
ささやかな、
抵抗なんだろうな。





----------
References
 Nov.06 2013, 「縋る希望じゃいけませんか」
 Oct.08 2013, 「唯一の支えを絶てますか」






↑Enpituの投票ボタン(おまけ情報付)
08月20日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る