ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■繋がぬ此の手は万が一でしたか
其の応えは、
実は、
画一的では無くて。

或る一定の確率で、
選択されて居るに過ぎないから。


今一度、
其の機に面した刻に。

今一度、
同一の応えを得られる確実性は、
何処にも無いのだけれど。



其れでも。



より可能性の高い応えや、
其の再現性は。

或る程度、
予測出来るのだから。


其の殆どの機に於いて。

恐らくは、
同一の応えが返る筈なのだ。











其処には、
想いの機微が在って。


互いに変動し続ける、
其の、
深度と時季に応じて。

偶然、
噛み逢うのかも知れないけれど。



其れでも。



其の、
唯一の機に選ばれる、
偶然は。

きっと、
幾度も選ばれる筈の、
偶然なのだ。

















何故に。

可能性の低い選択が、
其処で、
為されて了ったのだろう。















微妙な距離感で。

前と、
後ろを、
歩く其の刹那に。


 「手を伸ばしても。」
 「繋いではくれないでしょ?」

 「繋いだと想うよ。」
 「お気に入りだったもん。」

 「何故かなぁ。」

 「何でだろうね。」


俺の、
伸ばさなかった手と。

あの子の、
伸ばさなかった手は。




一番、
再現性の高い応えとして。

互いに、
刺さり続けるのだ。


ずっと。





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References
 Apr.20 2013, 「初めて繋がった日に為るのでしょうか」






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07月31日(木)
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