ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■唯一贈れる物でしょうか
種を植え付け。

其の稔りは、
飽く迄、
天の恵みに委ね待つ事が。


理だと言うのなら。



決して。

従来と、
差異が在る訳では無いのだけれど。






想いの核には触れられぬ、
其れ故に。


殊更。

自身に備わらぬ役割を、
恨めしく、
捉えるのだろうか。














源泉の光が、
失われて了う其の前に。

細く消え入る寸前の力が、
総て消える其の前に。


何としても、
自身の想いを一つ形にする事へ。





意固地を重ね積む。






















 「月の力を持ってる子なの。」

 「だから満月から満月なのね。」

 「新月近いでしょう?」
 「だいぶ力が弱くなってるの。」

 「早く名前付けてやらないとね。」

 「忙しいのに。」
 「私が付けて置くからさ。」

 「駄目。」
 「其れは親父の役目でしょ。」





















見えぬ故に。

其の役目だけは、
譲りたく無かったんだ。



其れしか出来ないから。

多分。





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References
 Nov.28 2012, 「一月だけの命でしょうか」






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12月07日(金)
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