ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■消さない理由が見付かりますか
疎と密と。

何方かと問えば、
強固な結合を生み出し得るのは、
密の側で。


疎は。

飽く迄、
密で紡いだ嘗ての絆を、
前提にしてこそ、
成るのだ。





其れ故に。





疎が、
疎の儘で残存する事は。

極めて稀有で。


其の因が、
何れに在るのか。

幾度と無く想い返しても、
不可思議なのだ。






















何度か、
電信が飛び交う事も。

何度か、
電話で話した事も。

何度か、
逢った事も。



総てが、
隔年近い断片に、
過ぎなくて。




























同じ様な、
希薄な繋がりの中で。

同じ様に、
何度も違う影が通り過ぎて行った、
其の中で。



 「私ずっと小坊主の携帯だけは消さなかったのって。」
 「好きだったからなんだよ。」



あの子の其処に、
唯一、
居続けた理由を。





きっと。

ずっと、
探し続ける様な。


そんな気がするんだ。

















愚図だから。





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References
 Aug.02 2004, 「挑発の応えに成り得る質でしたか」
 Oct.22 2003, 「何を残して消えたのですか」






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09月26日(月)
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