ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
[165059hit]
■真偽に未だ意味が在るでしょうか
言の葉を、
繰り返し重ねる事で。
想いが、
確固たる根を獲得し行くのだろうか。
其れとも。
言の葉を、
繰り返し重ねる事は。
想いを、
貧弱に薄めて行くのだろうか。
例え其れが。
半ば冗談の、
薄片だったとしても。
重ねて、
重ねて、
重ねて。
軽口の範疇を超える程、
薄片を、
積み増して。
更に重ねた時に。
其れが、
意思から生じた真なのか。
其れとも、
既に手に負えぬ程に肥大化した、
贋物なのか。
或いは。
其の真偽に、
意味など無くなって終うのか。
応えが、
見えて来るのかも知れない。
一つずつ。
破片に記される数字を、
積み増しながら。
今年も。
「お誕生日おめでとう。」
「四十歳になっても独身だったら。」
「結婚しようね。」
あの子と、
俺と、
変わらぬ言の葉が。
行き来して了ったね。
----------
References
Jun.21 2009, 「一種の約束でしょうか」
↑Enpituの投票ボタン(おまけ情報付)
06月21日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る