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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■記憶の欠片が残るでしょうか
幾度も、
幾度も、
其の身体に刻み込んだ、
想いですら。
至極簡単に、
霧散して終う位なのだから。
僅か一日限りの、
一瞬の声が。
幾年も続く流れの、
其の芯に、
居続ける事など。
皆無に近いだろう。
其れでも。
想いは、
ひたすらに注ぎ継がれるのか。
此の一瞬が、
刻み残される様にと。
「しょーてんは?」
「なんかちがうよ?」
嘗て。
父親の膝の上で観た、
新司会者の、
其の初日の姿や声が。
今も、
俺の脳裏に浮き出る様に。
娘にも又。
今日の、
此の映像が。
ずっと、
ずっと、
残存し続けてくれるだろうか。
俺と過ごした記憶の、
一つとして。
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11月01日(日)
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