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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■制動装置に成るのでしょうか
想いは、
時に暴走して。
自身には扱えぬ程の大きさに、
膨張するから。
決して、
壊して終う事の無い様に。
必死に、
必死に、
言い聞かせるのだけれど。
其の、
制動装置を踏み付ける為の、
自身への言葉を。
想いとは、
逆方向へ駆り立てる為の、
自身への言葉を。
何故に。
其の、
想いの矛先へと、
吐いて了うのだろうか。
其処に宿る矛盾は。
互いの想いを、
削り抉る、
格好の、
破壊具だと言うのに。
「いつかは消えてしまう。」
「この想いはなくなってしまう。」
坂の街の人の、
矛盾へ。
「自分に言い聞かせてる言葉なのに。」
「何故か大好きな大切な人に伝えたくなるんだよね。」
そっと、
布を被せる。
「その通りよ。」
「同じなのね。」
安堵する、
坂の街の人に。
同じでは無く。
嘗て、
同じ景色を映した人が、
居たからだと。
そうは、
答えられなかったけれど。
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References
May.13 2007, 「万に一つの刻なのでしょうか」
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05月14日(月)
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