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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■減算ばかりでしょうか
形に過ぎない其の絆に、
期待を、
委ねるよりも。
確かに。
互いの在り方や、
互いの想いの実質を、
重視すべきに。
違いは無いのだけれど。
形が産んだ安定は。
互いの在り方や、
互いの想いの実質に。
決して、
無関係では無い筈なのだ。
粘り強く、
形式を創り上げた故に。
もたらされた筈の、
恩恵は。
其れ程、
僅かな物として、
認識されて居た事に。
止め処無く、
乾いた笑いが零れ落ちる。
「結婚して良い事無かったの?」
「無い。」
姫の即答は。
予想の、
範囲内だけれど。
「一つだけあったよ!」
「一つ?」
「携帯の機種変するのに。」
「小坊主のポイントが使える事!」
熟慮の上の、
其の、
姫の解答は。
何時も。
俺を刻んで。
気力を一つ、
奪って、
消し去って終うね。
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06月13日(火)
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