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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■何時心が変わるのでしょうか
言の葉を、
如何に料理して、
如何に使いこなすのか。
其処に、
決まり事など無いけれど。
自身の選択した、
使用法に。
自身で、
責めを負う必要は、
無いのだろうか。
其れとも、
此れが。
言の葉に対して抱く、
価値観の、
性差に過ぎないのだろうか。
覚悟を以て、
創り上げ、
放った筈の言の葉と。
応じて、
交えられた筈の、
言の葉は。
同種の言の葉だとは、
決して、
言えないのかも知れない。
戻らない。
其の、
予感に怯えながら。
「何時まで出掛けてぇんだよ。」
「連休明けよ!」
「行きたいならさっさと行けば良いだろ。」
「餓鬼の面倒くらい俺が見てやる。」
「小坊主には無理だね。」
「今更及び腰かよ。」
「勝手に女でも何でも連れ込んで下さい。」
「さようなら。」
一歩も引けぬ、
互いの、
言の葉の刃を。
蓄積した歪みを放つ様に、
衝突させたから。
往なし、
捌かれて終った、
剣先は。
宙に浮いた儘、
漂い、
惑って了う。
多分。
姫の、
最大限の譲歩だと、
想いつつ。
何の切っ掛けも、
無い儘に。
「お弁当買って帰る?」
「ここまで、娘連れて散歩に来る?」
飛び出した筈の、
姫から。
催促の、
命令口調が届いた。
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05月06日(土)
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