ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■糸は切れたのでしょうか
決して。

其の帆に、
順風を受け続けて来た訳では無い、
航海に。



其の、
想像など。

何の意味も、
為さないのだけれど。






何れ程。

着実な歩みを、
重ねて来たとしても。



触れれば、
全て弾け飛んで終う、
琴線が。

在るのだろうか。












心許ない、
一歩、
一歩に。

何れ程、
力を込め続けても。





触れ。

裂けて終った、
其の糸は。



もう。

紡ぐ事が、
出来ぬのかも知れない。
















 「戻って。」
 「行かないで。」


玄関を、
飛び出ようとした刹那の、
俺の一言に。




踏み留まり、
内へと戻ってくれた、
姫の身体反応を。

信じたいけれど。













何故に。

今日に限って、
契約の指輪が届くのだろう。



二人を、
嘲笑う心算か。






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03月25日(土)
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