ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■通じる想いが在るのでしょうか
耳を澄ませる様に。

表情を伺う様に。

様子を観察する様に。


恰も、
相手を理解しようと努める様な、
振る舞いだけれど。





音源からの波動を、
感じ。

明度の変化を、
感知し。


唯、
闇雲に。

応答して居るだけで。




其の意味など。

決して、
理解して居ないのだ。










けれども。



問い掛けへの、
応答が。

何故に、
意義在る姿の様に、
映るのだろうか。











 「小坊主が間違ってるって。」
 「うんうん頷いてるよ?」


 「其れにしちゃ。」
 「激しく首を振り過ぎじゃねぇか?」


 「ヘビメタ好きなのかもよ?」











俺と、
姫と、
二人の喧嘩に、
加勢して居るのか。


或いは。

何か、
歌でも聴いて居るのか。







小刻みに、
妙に激しく。

娘は、
首を振り続けた。






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03月12日(日)
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