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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■個々の味も深まるでしょうか
透明で、
無機質の中へ。

様々な彩りを、
加え行けば。



一つ、
一つ、
染み出した色が、
協調し。

深み在る極上の味わいへと、
変化を遂げるけれど。





其の、
一つ一つは。



内側から、
自己主張を繰り返し。

決して、
消えた訳では無いのだ。










恐らくは。




融け逢った個は、
其の味覚に、
深みを加える一方で。


融けた個の存在を、
決して、
見失わぬ様にと。

想いを宿した、
言葉だったのだろう。














 「世帯合併した方が良い?」
 「やっぱやめとくべき?」


妙に輝きを増した、
姫の瞳と。

妙な意思表示に困惑する、
窓口の担当者に。




変わらぬ、
お互いを感じて。

思わず、
苦笑した。











一足す一は、
二にも、
三にも、
出来るけれど。



加えずに、
一で居る事も。

願わくば、
忘れる事の無い様に。





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References
 Dec.07 2005, 「保険の欲しい婚姻でしょうか」
12月08日(木)
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