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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■鎹を理由に貶めるのですか
幾重にも、
幾重にも。
縒り逢わせて来たから。
其の太さが、
閾値を超えた時。
初めて。
一歩先へ進む事が、
適ったのだ。
其れ故に。
局所的な綻び如きに、
裂かれる程、
柔では無い筈の。
耐力へ。
唯、
少し寄り掛かれば。
其れで良い。
「縁がなくなっちゃうよ。」
「小坊主と一緒にいる理由が。」
「なくなっちゃうよ。」
鎹が、
全てを差配するかの様に。
悲嘆に暮れる、
姫を。
赤子をあやす様に、
抱き締めた。
本当に、
子供みたいだなと。
秘かに、
笑みを零しつつ。
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References
Nov.28 2005, 「気紛れなだけでしょうか」
12月01日(木)
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