ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■鎹を理由に貶めるのですか
幾重にも、
幾重にも。

縒り逢わせて来たから。



其の太さが、
閾値を超えた時。


初めて。

一歩先へ進む事が、
適ったのだ。






其れ故に。





局所的な綻び如きに、
裂かれる程、
柔では無い筈の。

耐力へ。



唯、
少し寄り掛かれば。

其れで良い。














 「縁がなくなっちゃうよ。」
 「小坊主と一緒にいる理由が。」
 「なくなっちゃうよ。」


鎹が、
全てを差配するかの様に。

悲嘆に暮れる、
姫を。



赤子をあやす様に、
抱き締めた。











本当に、
子供みたいだなと。

秘かに、
笑みを零しつつ。





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References
 Nov.28 2005, 「気紛れなだけでしょうか」
12月01日(木)
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