ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■如何して諦めて終うのでしょうか
寝覚めの時が。

恒常的に、
多幸感溢れる瞬間だとは、
想わないけれど。




胸の中心に、
強い圧迫感を感知して。


心地好い寝覚めは、
決して、
訪れぬ事を悟り。

悲嘆にくれた。









此の、
分厚い氷壁を。

何時か、
溶かさねば。


進み行く事など、
出来る筈も無いなのに。







何故か。

想いが、
固執したかの様に。




抗い切れぬ圧迫感だと、
半ば、
観念して。


己の腕に、
大した力も込めずに。

白旗が、
揚がるのだ。












 「如何して?」

 「嫌だから。」


其の腕に。

何時から、
力を込めて居たのだろうか。









俺の胸に、
真っ直ぐ伸びる、
つっかえ棒として。


姫の腕は。

俺を、
微塵たりとも寄せ付けない。













今朝も。

何も、
話してはくれないんだろうな。
11月13日(日)
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