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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■護られるべきは何方でしょうか
膨大な大きさを誇る、
世界の中で、
局所的に、
数多の偶然が重なる事で。
初めて生じ。
其の上で。
更なる偶然を、
数多く重ね行く事で。
初めて、
得られる物だから。
其の想いが、
何れ程、
確固たる物で在っても。
其の絆が、
何れ程、
強固な物で在っても。
飽く迄、
不安定なのだ。
其れ故に。
多くの想いを、
巻き込み。
多くの想いの、
助力を得なければ。
決して、
辿り着かない筈なのに。
時に。
其れを、
忘れて終いそうに成る。
昼休みの、
定時の知らせに。
鋭い、
痛みが走った。
「小坊主が朝出掛けてから。」
「破水みたいな現象あり。」
「おもらしプレイか?」
姫は、
冗談交じりに。
余り良く無い体調を、
必死に、
伝えて来るのだ。
08月24日(水)
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