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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■散った末の居所だと言うのですか
お互いの手を、
繋ぎながら。

ゆっくり、
ゆっくり、
一日を振り返る。



情報の共有と言う、
事務的作業と。

想いの確認と言う、
精神的作業が。


其処には、
内包されて在るから。





何れ程、
夜半に成ろうと。

此の時間だけは、
保てる様に、
過ごして来たけれど。









もしかして。

其の場で交わした、
言葉の数々は。



飽く迄、
表面上の肯きから産まれた、
想いなのだろうか。














 「穏やかでも、確実で太い方が良いって。」
 「今は想って居るでしょ?」

 「うん。」
 「昔は違ったかもしれなけれど。」


二人の絆を、
確実に、
縒り上げて行きたいと。

頷く姫に。



愛おしさを、
隠せなかったのに。












自身を、
桜に準えて。


 「開花は遅かったのに散るのは早いなぁ。」
 「私の恋愛みたい。」


姫は、
日記にそう記した。











実は、
簡単で単純な原理なのかも知れない。



求めて居る物が、
違うから。

だから、
擦れ違うのだ。





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References
 Mar.20 2005, 「見ずに済む理由も想いでしょうか」
04月26日(火)
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