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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■何故に其の手を切らぬのですか
乾杯、
献杯、
別杯、
賞杯、
罰杯、
床杯。
杯ですら、
数多く在るのだから。
杯に注ぎ、
杯から酌み取る、
其の想いは。
星の数程、
多種多様かも知れないけれど。
其の夜に、
二人で交わした杯は。
杯を掲げ、
重ね逢わせた想いは。
祝杯に違いない。
二人の新居を探し始めた、
其の夜。
「飲みに行かない?」
「俺も言おうと想ってたとこ。」
何方からとも無く、
自然に生じた、
其の想いこそが。
祝杯の証明、
其の物なのに。
翌朝の姫は。
「嫌で嫌で。」
「全然寝られなかったんだ・・・」
自身の傍に居る雄が、
今後も傍に棲み続ける事を。
本能的に拒んだのだ。
其処迄の拒絶を伴う対象と、
傍に居られる?
決めてくれよ。
此れ以上進んだら、
本当に、
後戻り出来ないのだから。
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References
Jan.27 2005, 「本当に前と同じで良いのでしょうか」
Jan.22 2005, 「足並みは揃って居るでしょうか」
02月03日(木)
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