ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■取り敢えずしておきますか
言葉には、
複数の意味が在る故に。
言葉には、
複数の意図が籠められる。
其の言葉の周囲に、
想いが挿入されて初めて。
自身の、
正確な意図が、
相手に伝達されるのだ。
一方で。
言葉の、
隙間隙間に挿入される、
想いは。
言葉では補えぬ物を、
補って、
余り在るかも知れないけれど。
其の補間作業は、
飽く迄、
受ける相手に委ねられる行為だから。
相手の選択した、
其の想いに、
自身の言葉が左右されるのも。
必然的な事。
意図を端折って、
言葉を用いたのなら。
補間を要求した言葉が、
何処に転ぼうと。
其れは飽く迄、
自身の言葉が創り上げた物だと、
甘受すべきなのだ。
姫と、
飼い猫の競演へ、
優先事項を付けるなら。
先んずるのは、
姫だから。
飼い猫が、
何れ程姫より俺の近くで演じようと、
飽く迄、
後回しなのだと。
其の言葉を、
使った心算だけれど。
「取り敢えず・・・」
「今とりあえずって言った!」
「とりあえず私と付き合ってるんだ!!」
姫には、
決して伝播しない。
拍子に出る言葉は、
或いは、
無意識に出る言葉は。
確かに、
何の曇りも無い本心に近いと、
想うけれど。
取り敢えずには、
複数の意味が在ると。
理解して貰えないのだろうか。
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References
Oct.21 2004, 「本能は動物に近いと言う事ですか」
10月22日(金)
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