ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■中腹は未だ遠いのでしょうか
想いや、
実力や、
可能性を併せて。

お互いに、
其の山を描いたならば。



方や、
既に山頂を過ぎ、
急激に降り行く位置で。

方や、
やっと其の麓に到達し、
此れから、
本格的に登り始める位置。









刻一刻と失われる、
其の高さは。


躊躇や、
猶予や、
選択肢を、
容赦なく簒奪し。

不安や、
怯えを、
増幅させるけれど。





十分な高さを得ずに、
慌てれば。

或いは、
急激な速度で登ろうとすれば。


足らぬ想いや、
酸素不足で。

其の先の破綻を呼び覚ます事は、
間違い無い。

















二人の描く山の、
其の軌跡が。

重なると想った事など、
一度も無いし。


其の傾斜ですら。

揃って欲しいと願った事も、
一度も無いけれど。









姫が、
向こうの麓に降り立つ前に。

せめて、
山の中腹まで辿り着きたいと、
切に願う。



















姫の、
月の遅れは。

何を呼ぶ?





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References
 Aug.08 2004, 「想いも結晶も壊れて了ったでしょうか」
09月22日(水)
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