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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■許されぬ呼び名でしょうか
仕掛けを潜らせた、
其の言葉には。
一つも、
木霊が返らぬ故に。
俺の想いが。
全く的外れで在る事を、
理解する。
其れでも。
場の空気の、
違和感は。
決して消え去る事無く、
確かに其処に在り。
変化の根源を、
探らずには居られないのだ。
原因が、
俺に在る事。
其れだけは、
間違い無いけれど。
「哀しい・・・」
そう一言、
姫が告げた儘。
朝の会話は、
制限時間を超えて了った。
姫の意地に懸けて。
決して、
言葉で吐きたく無い事。
「小坊主、まるで彼女気取り!」
「♀をちゃん付けで呼ぶの嫌!」
決して、
仕舞い込む事無く。
何時もの様に。
其の言葉を、
文で届けてくれるだろうか。
06月01日(火)
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