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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■行為の選択を誤ったのでしょうか
行為が、
嫉妬を喚んだなら。
未だ、
修復の方策が在る。
けれども。
不安が暴発して、
迷走を始めてしまったら。
想いが創り上げた壁が。
全てを、
跳ね退けてしまうから。
其の壁が消える迄、
時を、
待たねばならないのだろうか。
少々離れた土地からの、
久々の近況報告。
受話器越しに聞こえた、
女性の笑い声は。
的確に、
姫の猜疑心を増殖させた。
「もしも・・・私のカンが当たってたら。」
「私はあなたを絶対に許さない。」
「私の勘違いだったとしたら・・・」
「疲れました。」
確かに、
真夜中に届いた電話。
疑心や不安を産むには、
十二分な電話。
けれども、
隠し事が必要では無いから。
姫の目の前で、
俺は電話に出たんだけれどな。
04月21日(水)
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