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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■溝の向こうを留めてくれませんか
何処迄想いを積み重ねれば、
溝を埋める事が出来るのだろうか。
迫った筈の向こう岸が、
静かに逃げて。
再び途方に暮れる。
年齢差を意識せずに、
想うから。
其の差を、
僅かにでも感じさせぬ行為で、
相手と対峙するけれど。
其の一方で、
年齢差を意識もして、
想うから。
其の差を、
僅かにでも内包する言葉が、
表出すると。
想いの不安定さを察知して、
想いが揺れる。
「所帯染みて来たってよ?」
「忙しくて、」
「他の事に手が回らないからじゃ無い?」
相手に伝わった意図は。
共に自身が乗せた想いとは、
懸け離れた物。
所帯染みるを、
歳と共に活動力が低下して来たと、
捕らえた俺と。
他の事を、
他の人と解釈した姫と。
其処に産まれた境界線は、
元を探れば、
如何しても年齢差に行き着くんだ。
如何に想いを語れども。
力を抜けと言える程の努力には、
未だ達して無いだけ。
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References
Jan.18 2004, 「交えられぬ違いなのでしょうか」
02月26日(木)
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