ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■其の俺は俺では無いのでしょうか
既に一言一句、
頭の中に仕舞って在るけれど。



凝り固まった思考を解し、
新たな風を、
想いの中に取り込める様に。

日を改めて、
再び同じ文を読み込む。




其れでも。

同じ場所で、
此の場所で、
眼が留まれと訴えて来る。









確かに個人には、
複数の顔が在るけれど。



確かに俺には。

幾つもの俺が、
棲んで居るのだけれど。




貴女には。

たった一人の俺しか、
俺として認識されて居ないのだろうか。










 「小坊主が起きたら。」
 「ちゃんと話そうと思ってたんだよ。」

 「でも、昨日怒ってた小坊主が。」
 「いつもの小坊主みたい・・・。」



貴女の言う何時もの俺は。


貴女にとって、
一番馴染み深い俺なのかな?

貴女にとって、
唯一安心出来る俺なのかな?







其の姿は。

俺で在って、
俺では無いのだ。


貴女に見せる幾つもの俺が、
全部俺の姿なんだよ。





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References
 Dec.23 2003, 「未来では無く目の前が見えますか」
12月30日(火)
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