ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
[165418hit]
■躊躇の理由を考えないのですか
遅々たる歩みを反映して。
目の前に聳え立つ山が、
一向に減る気配を見せない事。
時間の経過と比例し、
山は急勾配へと姿を変えつつ在る事。
迫る焦燥感を感じつつも。
数日文が滞って居る事も、
朝の着信に反応出来て居ない事も、
自覚しているから。
夜半過ぎ。
やっとの想いで、
文を放つ。
「疲れた。帰る。」
呼応するかの様に、
瞬時に入る着信。
そして。
「何か話したい事無いの?」
「無いよ。」
「そ・・・」
一方的に切断された、
通話。
確かに、
想いを話していない俺に、
非が在る。
貴女が憤りを感じる事は、
さほど不思議では無いけれど。
只でさえ話す事を躊躇う事柄を。
この疲労困憊の状況下で、
口にしろと言うのか。
貴女は、
本当に何も感じ取らない人なんだね。
貴女は、
俺の想いを想像しようとすらしていないね。
貴女は。
自分が満足出来れば、
其の手段も過程も状況も問題では無いんだ。
自分が安心出来れば、
俺がどうなろうと関係無いんだ。
----------
References
Dec.03 2003, 「鏡に映る想いは何処に行くのだろうか」
12月05日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る