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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■苛つきの理由は何でしょうか
複雑に渦を巻いた流れの中で、
雑多で際限の無い引力の中で、
想い描いた絵を描くには。


自身の意思を、
自身の信念を、
是が非でも押し通し、
一歩も退かぬ事を。

其の善悪や、
其の好む好まぬや、
其の可否すらも排除して、
要求される時が在る。




心地良い秋晴れであろうが、
凍て付く冬晴れであろうが。

季節外れの暖かい雨であろうが、
底冷えのする雨の日であろうが。


唯一、
自身の我のみを押し通して、
描きたいと願った、
其の絵を描く。




そんな日々が、
続いているからなのだろうか。










 「今日は良い天気だね。」
 「気持ち良くない?」


貴女の緩んだ言葉に。




天気に一喜一憂出来ぬなどと、
何も噛み付く必要など無かろうに。










何を焦っているんだ。
俺は。

何に焦っているんだ、
俺は。
10月20日(月)
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