ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■少し消しておけませんか
お互いの立場を、
入れ替える。

相手の立場に立ち、
想う。


良く忘れて仕舞い勝ちな物だけれど、
其処には、
大切な何かが確かに在る。








僅か二月前に我が身に起こった事を、
其の儘貴女に、
起こしたかの様に。

お互いの立場を裏返した様な、
出来事。



 「大丈夫?無事?」


目覚めて直ぐ事の大きさに気付き、
慌てて贈る様子伺いと。


 「怖かったけれど。」
 「大丈夫。」


貴女の無事を知らせる、
携帯に残された伝言。



其の一往復で、
一先ずの安心は得られるけれど。





きっと俺なら。

其れでは安心出来ずに、
直の声を欲しくて、
直の声を届けたいと。

そう想ったから。
そう願うから。












何度掛けても、
幾度掛けても、
残せぬ伝言。



貴女の携帯には。

僅か三件しか、
伝言は保存出来ないのだ。





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References
 Jul.29 2003, 「想いに気付かぬ揺れでしたか」
09月26日(金)
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