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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■役立たずを許してもらえますか
元々何の役に立つと言うのだ。
初めから何の役にも立たないと、
理解していた物じゃないか。
例え一瞬、
光を帯びる事が有っても。
この地では何の力も得られないと、
理解していた物じゃないか。
其れでも。
一度其の光を失った姿は、
貴女との繋がりを立たれた様な気を、
否応無しに浮かび上がらせる。
貴女の居る国に戻っても。
貴女の声が聞こえる大地に、
足を付けたとしても。
「ただいま!」
僅か此れ丈の言葉も、
僅か此れ丈の文字ですらも。
直様貴女に届ける事は、
出来なくなって仕舞ったね。
充電の切れた携帯は、
悪戯に胸を締め付けるしか能の無い、
只の玩具だ。
07月10日(木)
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