ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■赤児の様でしたか
形振り構わず突進し、
泣き喚き、
それでも足りないと判断すれば、
我が身を傷付ける。

注意を惹く為の手段に、
限度は無い。



空腹で啼き、
眠いと啼き、
それでも危ないと判断すれば、
腹癒せで啼く。

独占を貫く為の行為に、
際限は無い。









二人の甥が繰り広げる不可思議な行為は、
母性を得る為の、
本能的な闘いに違いない。


常識的には赤児とは呼ばない年齢の子が、
まるで乳飲み児の様に振る舞い、
駄々を捏ねる。

嫉妬心が、
対抗心が、
人の心を幼児化させる。













ああ。
そうか。





 「もう小学校だろ。」
 「何で乳なんか触らせるんだよ。」











小さな彼に対する俺の嫉妬は、
甥っ子同士の争いと全く同じ行為なのか。

独占欲が、
俺を赤児にしているだけか。
04月21日(月)
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