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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■根雪の様に残り続けますか
貴女の周囲に、
俺の姿が増えて行く。
貴女の周囲に、
俺の像が描かれている。
「小坊主・・・」
受話器越しでも、
寝言でも、
独り言でも。
貴女が俺の名前を口にする度に、
貴女の世界に加えられ、
貴女の世界へ浸透し、
貴女の世界を蝕んで行く俺。
「今ね、小さな彼は小坊主なんだよ!」
貴女独特の世界観、
相変わらず理解に苦しむけれども。
小坊主たちは全滅した・・・
そんな出来事を聞かされれば、
相当落ち込む事はわかっているけれども。
それでも俺は、
嬉しさで顔が綻ぶ。
小さな彼が、
ゲームの主人公に俺の名を付ける事。
会った事も無い子供の中に、
俺の名前が刻まれていると言う事。
幼気な子に根差しかけた好意が、
そのまま永遠に続く様に。
11月27日(水)
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