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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■どちらに重みが残っていますか
貴女と一緒に眠ったときは、
どうだったろうか。
記憶の糸を手繰り寄せると言うには、
あまりにも短い時間だけれど、
それでも積み重ねて来た二人の想い出から、
その時だけを切り出してみる。
貴女は俺の右に居ただろうか?
貴女は俺の左で寝ただろうか?
貴女を支えていたのは右腕だったろうか?
貴女を感じていたのは左腕だったろうか?
貴女のメールに大笑いした事を、
貴女はまだ知らない。
「ウチの子供は寝る時私に背を向ける」
「今朝の番組にこんな投稿があったのよ・・・」
「小さい彼と同じだ!」
「小坊主は大丈夫だよね?」
偶然にも俺は、
貴女と同じ番組を見ていた。
偶然にも俺は、
貴女と同じ事を考えた。
貴女がまだ知らない、
俺だけの秘密。
11月24日(日)
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