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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■捨てられますか
休日の外出に羨ましさを覚えて、
俺と貴女と小さな彼とで出掛ける想像をしていた。
そのせいだろうか。
「早く貴男もおいでよ!」
不意に貴女の口から出た言葉に、
過剰に反応している。
貴女のその言葉に、
強烈な胸の痛みと切なさを感じている。
「行ったら困るでしょ?」
「私は困らないよ。」
「周囲にどれだけのショックを与えるかわかってる?」
「私は困らない。」
無責任な言葉に怒りを覚えて、
俺は貴女を責めた。
それでも貴女は、
自分の気持ちを優先しようと考え続けている。
俺が今貴女の元に行ったとしたら、
本当に困るのだろうか?
きっと困るのは俺だ。
俺の都合が悪いから、
貴女の元に行けないから、
だから周囲の人の影響なんて言葉を持ち出して、
自己弁護しているんだ。
逆に何もかも捨てて俺の所に来いと言ったら、
貴女はどうするのだろうか?
07月28日(日)
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