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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■また逢えますか
どんなに慎重にしていても、
どんなに注意深く振舞っても、
悪事は千里を走る。

 「また同じ事が起きたら・・・」

貴女が感じていた不安が現実化してしまった。
一瞬にして、
貴女は俺の側から離れていく。

貴女は俺の隣にいるのに。





貴女が俺の街に来る時に限って、
どうして運が悪いんだろう。
貴女が俺の街に来る時に限って、
どうして彼は鋭いんだろう。

運の悪さに全てを押し付けてしまいたい欲望を、
必死に抑えた。
光り続ける携帯を投げ捨ててしまいたい衝動を、
必死に抑えた。


俺に何が出来る?
俺は何をすれば良い?

答えの出せない自問自答。





どうしてこんなに別れが悲しいのかな。
どうしてこんなに別れが寂しいのかな。


 「もう逢えないかも」


そんな言葉は聞きたくない。

嘘でも良いから、
また逢おうの一言だけが欲しい。
06月01日(土)
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