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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■無駄な抵抗は止めませんか
何度も何度も震えて、
何度も何度も行き着いた後・・・
貴女は不意に声を上げ、
そしてすぐに身体を隠した。
「手で身体を隠したでしょう?」
「どうしてわかるの?」
不思議な事じゃない。
何度も何度も受話器越しに感じて、
何度も何度も受話器越しに触れたから。
どんな素振りを魅せても、
俺には貴女が手に取るようにわかってしまう。
どうして隠す?
何も隠さなくて良い。
恥ずかしがる事は無い。
離れていたって、
俺は貴女が見えるのだから。
いくら隠したって、
俺は貴女が見えるのだから。
貴女から溢れて飛び出した一筋の流れが、
初めて見えました。
今はただ、
言葉でなく直に触れたい。
05月26日(日)
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