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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■俺を見ていたのですか
良いタイミングで入るメール。
偶然なのか?
見透かされているのか?
あの子はいつも、
こんな時に限って連絡を寄越す。
そして的確に俺を射る。
誰かに落ちれば、
少なくともその時だけは楽になれる。
誰かに甘えれば、
少なくとも活力だけは取り戻せる。
落ちたくない。
甘えたくない。
さっきまで葛藤を繰り返して、
意地と理性と性欲と征服欲とで混乱していた自分が、
何時の間にか落ち着いている。
「弱った人を落とすのはできません」
「食われたい時は普通の状態でよろしくね」
容赦なく厳しい言葉は、
あの子なりの激励。
さすがに人生経験が豊富な人だ。
欲していた答えが返る。
あれほど感じていた飢えや渇きが、
瞬時に癒される。
悔しい。
05月18日(土)
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